ようこそ 今と昔が重なる屋敷へ
■当館について
今重屋敷能舞館は、造り酒屋を営んでいた伝統的町屋を修復再生した建物です。蔵として使用されていた部分を新たに能の展示場として、平成23年7月18日に開館いたしました。
当館は「湖北に縁の深い能」「親しみ、楽しめる能」をコンセプトとしています。能への関心を高めていただくため、長浜の方々がお持ちの装束や楽器・能面などの展示のほか、謡や仕舞、能面打ちの教室を開催しています。
■能と長浜
現在受け継がれている能は、猿楽の粋を集めたものであると言われています。
その中でも大きな一派として、近江猿楽と大和猿楽を挙げることができます。
近江猿楽の6座のうち2座は長浜市内にあったとされ、市内の神社には鎌倉、室町時代からの能面や装束が伝えられており、長浜八幡宮には1778年に建築された能舞台も現存しています。
このように芸能への関心が高く、芸能環境が整っていたことなどを背景に、曳山祭りや子供歌舞伎につながっていったと考えられます。
館内のご案内
■1階 -the first floor-
入ってすぐのところに約1/2スケール(3m四方)の能舞台がございます。
能楽師になった気分で記念撮影をされるお客様も、たくさんいらっしゃいます。
↑↑舞台をクリック↑↑
■2階 -the second floor-
能面や能装束、小物、楽器などを展示をしています。
常設展示として、能舞館第15期展示の能装束や能面のほか、近江井関家 二代目治郎左衛門親政作「茗荷悪尉」「大天神」の複製能面を展示しております。複製能面は、当館で能面打ち指導をして頂いている能面作家の伊庭氏が監修し、「REAL‐f」社と協力して完成されたものです。
左端に写っているチェーンは、造り酒屋当時のままの滑車です。